ハコスト因業において、時には勝負の重大なキーとなるハリボテ。

この建造物は、普段は何も効果も持たないものの、
撃ちぬかれると相手のカルマが減る(そして自分のカルマが増える)
という特殊な性質を持っているため、相手のミサイルに対する
抑止力として有効に働きます。

この抑止力というのは非常に重要です。
というのも、因業では敵からのミサイルで受ける被害を抑えることが
そのまま好成績に繋がるからです。


ただし、ハリボテの抑止力は完璧ではありません。
ハリボテがミサイルの着弾地点に入らないように避けて撃たれれば
撃つほうはリスクはありません。
また、ハリボテでのカルマ変動はあくまで「+30/-30Ark」に過ぎません。
都市を撃ち抜けば「+200/-100Ark」なので、それと比べると
数倍の差があります。ハリボテが１〜２個着弾地点に入っていても、
構わずに都市を狙って撃って来る事は十分にありえます。

なので、ハリボテの抑止効果は過信せずに、
【流れに逆らわない人口抑制】をまず徹底する必要があります。
その上でさらなる抑止効果を狙うための建造物がハリボテです。


ここまでは常連プレイヤーなら皆頭に入っていることだと思います。
次に具体的なハリボテ運用法について書いていきます。

まず、大きく分けて２パターンの運用法があります。


◆１．全体をくまなくハリボテでガードする(全体ガード戦法)

島全体に万遍なく、10個程度あるいはそれ以上のハリボテを建造して
強力なガードを敷く運用法です。

この運用法の場合、抑止力は非常に高く、終盤まで被弾数を
かなり少なく抑えられることが多いです。
ハリボテが多いから撃たれない、撃たれないから終盤までハリボテが
多く残る…という好循環にもなりやすく、非常に強力です。
人口コントロールが少々いい加減でも撃たれづらいのも○。

弱点は、
・ハリボテを揃えるのに手数がかかり始動が遅くなる
・ハリボテに使う面積が多い分、森が減る(撃たれない割に金欠になる)
・台風が来たら大ダメージ

おそらく、全体ガード戦法で順位が伸びない場合は、
上のいずれかの弱点が出てしまった可能性が高いと考えられます。
台風は運次第なのでどうしようもありませんが、
初動と金銭面だけはしっかり意識して気をつけるのが肝心です。
守り一辺倒では勝てません。


◆２．重要地点のみをハリボテでガードする(局所ガード戦法)

こちらは「ミサイルを撃たせない」というよりは、
「ハリボテを避けて撃たせる」といった運用法です。

森が密集している地点・ミサイル基地の周辺といった
最も被弾したくない箇所に数基のハリボテを建て、
残りの地点はガードを薄めにする戦法です。
建てる位置がいい加減だと殆ど意味が無いので
きちんと重要施設を守るように建てましょう。

この戦法は島作りに手間がかからず、森も多く用意できるので
順調に行けばカルマも資金もドンドン稼ぐことが出来ます。

ただし、全体ガード戦法に比べると防御力は落ちるので
ある程度の被弾は覚悟しないといけません。
繊細な人口コントロールは必須でしょう。



最後にひとつ小技を。

終盤で「どう考えても集中砲火される！！」と思う地点がある場合、
先制行動＋ハリボテで人口施設にハリボテを上書きしてしまい、
敵のミサイルによって+30Arkを逆にゲットする作戦もあります。
これは決まればめちゃくちゃ爽快です。

ただ、+30ArkというのはPPミサイルを３発撃てばそれだけで
獲得できてしまう数値なので、残念ながら大きな効果とは言えません…
ハッキリ言って「先制行動+高速荒地+PPミサイル発射」のほうが強いです。

ただ、資金が無かったり基地が少なかったり撃つ場所が無かったり
する場合にはシノギの１手となりますので、覚えておいて損は無いでしょう。

大事なことなので２度言いますが決まると気持ちいいですし！ｗ